今回はテンプレートについてです。
前回、コピーライティングの重要性についてお話ししましたが、
文章の上達にはある程度の時間がかかります。
繰り返し書くこと、推敲を重ねることで、本や他人の書いた文章を読むことが必要です。
しかし、講座は3か月間という限られた時間しかありません。
そこで、初心者でも上手な文章が書ける型(テンプレート)を使います。
テンプレートを使用することによって、誰でも、ある程度伝わりやすい文章が書けるようになります。
テンプレートは数種類ありますが、ここでは代表的なものを紹介します。
★「四つの学習タイプ」テンプレート
四つの学習タイプは、シンプルなテンプレートで、
セールスレター、メールマガジンの記事、ブログ記事、チラ
シ広告など幅広く利用することが出来ます。
四つの学習タイプでは、次の順番で文章を構成します。
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1.なぜ
2.なに
3.どうやって
4.いますぐ
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【1.なぜ】
まず、「なぜ」お客様に問題があるのかを語ります。
お客様にこの文章を読んでもらう「必要性」を説きます。
例:腰が痛いはなぜか?
【2.なに】
次に、具体的に「なに」をお客様がすべきことを書きます。
例:腰が痛いは運動不足かも
【3.どうやって】
その後「なに」を具体的にどのように行うのかを説きます。
例:腰痛を治す体操がある
【4.いますぐ】
いますぐ、この商品を買うとこんなにいいことがある。
例:腰痛に効く体操動画を販売
四つの学習タイプテンプレートは、人間が物事を判断する時の
4つのパターンに分けられることから作られたテンプレートです。
「なぜ」問題なのかが分かれば行動する人。
「なに」をすれば良いのか分かれば行動する人。
「どうやって」やれば良いのか分かれば行動する人。
「いますぐ」必要と言われれば行動する人。
★「PASONA」テンプレート
「パソナ」は、テレビ通販などでよく活用される
テンプレートです。
4つの学習タイプと同じく、人間の行動法則をもとに
組み立てられています。
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1.P:problem(問題点の明確化)
2.A:agitation(問題点の炙り立て)
3.SO:solution(解決策の提示)
4.N:narrow down(緊急性)
5.A:act(行動への呼びかけ)
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【1.P:problem(問題点の明確化)】
まずは、お客様が抱える問題点を提起します。
はじめに「ドキッ」とすれば、続きを読んでもらえます。
例:あなたの車は安全ですか?
【2.A:agitation(問題点の炙り立て)】
次にその問題をより明確にし、放置するとどうなるのかを実感させます。
例:高齢者による車の事故が増えています。
【3.SO:solution(解決策の提示)】
そして、問題の解決策を提示します。
証拠資料などを効果的に使うとさらによいです。
例:当社の車はアクセルとブレーキの踏み間違いを自動で防ぎます。
【4.N:narrow down(緊急性)】
この項で緊急性、絞り込みを行います。
例:今ならオプション無料。
【5.A:act(行動への呼びかけ)】
最後に申し込み方法を説明します。
例:今週末の試乗会では商品券をプレゼント
★「QUEST」テンプレート
読み手の心理に沿ったテンプレートで、
not read(読まない)
not believe(信じない)
not act(行動しない)
という、3つのnotの壁を越えさせ、
成約率をあげることができます。
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1.Qalify(値する)
2.Understand(共感する)
3.Educate(教育する)
4.Stimulate(刺激する)
5.Transition(行動させる)
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【1.Qualify(値する)】
この商品はあなたの悩みを解決します。
例:ニキビに効く石鹸があります
【2.Understand(共感する)】
私もあなたと同じような辛い経験をしていました。
例:顔中ブツブツで人と会うのが苦痛でした
【3.Educate(教育)】
相手の悩みを解決する方法や商品の価値を教えます。
Educateの例:でもこの石鹸を使い始めて変わりました
【4.Stimilate(刺激する)】
商品を購入することで得られる効果を説明します。
例:ツルツルの肌になって、恋人まで出来ました。
【5.transition(行動させる)】
商品を購入してもらうのであれば購入リンクを設置するだけで
例:今なら1個買うともう1個無料で差し上げます
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課題14「テンプレート」
3つのテンプレートを使ってブログを書いてみましょう。
3つのテンプレートを使ってメールを書いてみましょう。
3つのテンプレートを使ってセールスページを書いてみましょう。
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それではまた次回。